巣ごもり需要が高まっている昨今、自宅で本格的な筋トレをするためにホームジムを作る人が増えています。
スポーツジムに通わなくて済むので、月々の費用や移動にかかる時間などを大幅にカットできることが魅力です。
そんな不安や悩みを解決してホームジムの作製に取り掛かれるよう、実際のホームジムを参考にしながら作り方のポイントを伝授していきたいと思います。
今回は、できるだけ低予算、省スペースでホームジムを作りたい人向けの記事になっているので、一人暮らしの人は特に必見です。
ホームジムを作製する前に取り組むこと
まずはどんなホームジムを作りたいかイメージを持つことが大事です。
ここで自分が作りたいホームジムの軸が定まっていないと、費用がかさんだり無駄な作業工程が増えたりと、後々デメリットが出てきてしまいます。
トレーニング機器を購入してしまってからでは途中で軌道修正することが難しくなりますので、最初のイメージを持つ部分が一番重要と言えるかもしれません。
イメージを持つことができたら、ホームジムの作製に取り掛かる前にプランを立てることも必要です。
プランニングすることは以下の3つです。
- ホームジムでどんなトレーニングをしたいのか、トレーニングで鍛えたい部位や達成したい目標は何なのか。
- ホームジムに割り当てられるスペース、間取りはどの程度なのか。
- トレーニング機器の導入や部屋のDIYにかけられる予算はどの程度なのか。
具体的にイメージを持つ方法やプランニングの立て方はこれから詳しく解説していきます。
他人のホームジムを参考にする
どんなホームジムを作りたいのかイメージを持つには、すでに出来上がっているホームジムを参考にするのが一番手取り早いです。
RoomClip(ルームクリップ)では、実際にホームジムを作製した人があげている写真を見ることができます。
RoomClip(ルームクリップ)とは…
ユーザーが投稿したこだわりの部屋を閲覧できる日本最大級のインテリアSNSです。 スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しており、写真枚数は400万枚を超えます。部屋作りのアイディアが豊富なので、非常に参考になります。アイテムタグ機能が備わっているので、気になった部屋に置かれている家具や家電、雑貨などのインテリアをすぐに販売サイトで購入することもできます。
実際にホームジムを作製されている4名の方の写真を参考にイメージを掴んでみましょう。
@junさん
・パワーラック
・ベンチ台
・プレートシャフトラック
・ベンチ台
・ダンベル
・パワーラック
・マジックミラーフィルム
・パワーラック
・ベンチ台
・エアロバイク
・パワーラック
・ベンチ台
・休憩用ソファ
どれも2〜3台のトレーニング機器を設置して、4〜5畳ほどのスペースを使ってコンパクトに仕上がっています。
様々な用途として使用できるベンチ台はどのホームジムにも置かれていますね。
あとは防音対策、傷予防にラバーマット(ゴムマット)を敷くことが共通しています。
雰囲気を出すために壁紙を貼ってみるのも、モチベーションを上げるためには効果的かもしれません。
マジックミラーフィルムを設置するとフォームの確認ができるので、個人的には素晴らしいアイディアだなと思いました。
この程度のホームジムであれば、10万円前後の初期費用で作製することが可能です。
通常は初期費用に50〜100万円かかったりしますが、省スペースかつピンポイントに鍛えたい部位を決めることで、グッと予算を減らすことができます。
あとは実際にホームジムで筋トレをしてみて、必要だと感じたダンベルなどの小アイテムを追加していけば、筋トレのバリエーションも増えていきます。
何となくでもホームジムのイメージがついたところで、冒頭であげた3点のプランニングを行っていきましょう。
トレーニングの目的を明確にする
ホームジムのイメージを掴むことができたら、次はトレーニングの目的を明確にしましょう。
腹筋を割りたい、胸筋をつけたい、肩まわりを大きくしたい、全身を満遍なく鍛えたいなど人ぞれぞれ目的があるはずです。
鍛えたい部位が多い人は、そこから優先順位を付けてより自分が鍛えたい部位や達成したい目標を絞りましょう。
この後にホームジムのスペースを決めていくことになりますが、省スペース(6畳程度)ではスポーツジムのようにありとあらゆる機器を設置することは困難です。
理想のホームジムを作りたくて、とにかく色々な機器を導入したくなりますが、ホームジムを作ることは目的ではなくあくまでも手段です。
ホームジムで自分が何をしたいのか、鍛えたい部位はどこなのかを明確にして必要な機器を揃えることが、失敗やリスクを減らす重要なポイントになります。
スポーツジムに通っていた経験がある人は、よく使うトレーニング機器とそうではないトレーニング機器の判断がつきやすいと思います。
スポーツジムに通ったことがない人は、①本当にホームジムを作製する必要があるのか(スポーツジムに通う方がデメリットが多いのか)、②自分の目的にあったトレーニング機器はどんなものかの2点を確認できればしておいた方が賢明です。
各スポーツジムでは、短期間の無料体験や説明会などを開いているところが多いので、ホームジムの作製に失敗しないよう実際に足を運んでみることをおすすめします。
スポーツジム | リンク | 店舗のある都道府県 |
エニタイム フィットネス ![]() | 公式 サイト | 全都道府県 |
セントラル スポーツ ![]() | 公式 サイト | 北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、埼玉、神奈川、新潟、長野、石川、静岡、愛知、岐阜、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、広島、福岡、熊本 |
コナミ スポーツクラブ ![]() | 公式 サイト | 北海道、岩手、宮城、群馬、東京、千葉、埼玉、神奈川、新潟、愛知、岐阜、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、鳥取、島根、岡山、愛媛、高知、福岡、熊本、大分、長崎、沖縄 |
ジェクサー![]() | 公式 サイト | 東京、千葉、埼玉、神奈川 |
ティップネス![]() | 公式 サイト | 群馬、東京、千葉、埼玉、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫 |
ジョイフィット![]() | 公式 サイト | 北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、埼玉、神奈川、新潟、山梨、長野、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、香川、福岡、宮崎、鹿児島、沖縄 |
スポーツクラブ NAS ![]() | 公式 サイト | 北海道、東京、千葉、埼玉、神奈川、新潟、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、福岡、長崎、大分 |
ホームジムに割り当てられるスペースを決める
続いてホームジムに割り当てられるスペースを決める作業に入りましょう。
大事な作業ですが1番地味な作業でもあるので、意外と適当に済ませてしまう人が多いところです。
スペースはアバウトに6畳の部屋!といった感じで決めるのではなく、使用できるスペースの縦×横(cm)の長さまできっちりと測ってメモしておきましょう。
トレーニング機器の導入はもちろんですが、歩くための通路や機器同士の距離感まで想定する必要があることを忘れてはいけません。
一人暮らしの人に多い1Kの間取りの場合、テレビやベッドの位置を変更することが可能かどうかも事前に確認しておきましょう。
テレビコンセントやクローゼット、バルコニーの位置関係によっては、どうしても位置を変更することができない家具や物を置けないスペースが見えてくるはずです。
ここまで綿密に割り当てられるスペースを決めておけば、導入するトレーニング機器の大きさや種類数で失敗することはなくなります。
トレーニング機器は高価な買い物になるので、失敗をなくすためにもスペースのプランニングはしっかりと行いましょう。
筋トレ機器の導入、部屋のDIYにかけられる予算上限を設定する
トレーニングの目的や目標と使用できるスペースが定まったら、それに必要なベンチ台やバーベル、ダンベル、パワーラックなどの機器を選ぶ作業に移りましょう。
実際にどこにどんな機器を設置するか完成をイメージしていく段階になるので、このプランニングが一番楽しいところです。
しかし、トレーニング機器はメーカーによって色々な価格帯のものがあり種類も豊富なので、トレーニングの目的に適したものを選んだとしてもかかる費用はピンからキリまで振り幅が大きいです。
ですので、あらかじめ予算の上限を決めておきその予算内に収まるようにトレーニング機器を選んでいくことが重要になります。
当たり前のことかもしれませんが、色々なメーカーの機器を見ているうちに価格の高いものが”良い機器”に見えてきて、つい無駄な出費になってしまうことがあります。
床や壁のDIYを施すことも想定している場合は、それらも含んだ予算を設定しましょう。
お金をかければ理想のホームジムを作りやすいですが、個人的には決められた予算内で最高のホームジムを作ることが醍醐味の1つでもあると思っています。
一人暮らし(1Kを想定)の人がホームジムを作る場合、大体10〜20万円の予算となることが多いです。
ホームジムの作製に適したトレーニング機器が豊富かつ人気の高いメーカーとして、ゴールドジム、ボディメーカー、ファイティングロードが有名です。
目的、サイズ、予算全てを満たしたトレーニング機器がきっと見つかるはずなので、ぜひ覗いてみてください。
日本のあらゆるスポーツジムで使われている有名メーカーの機器を取り扱う公式代理店です。
ボディビルダーも御用達のゴールドジムとして知名度が高いことから、トレーニング機器も信頼・安心感を持って購入することができます。
ハズレはないですので、ある程度予算に余裕がある人には特におすすめしたいメーカーです。
自社工場でトレーニング機器を生産していることで、高品質ながらも低価格の商品を数多く販売しています。
特に宅トレに適した商品種類が多いので、ホームジムを作製したい人たちから第一想起されるメーカーです。
ボディメーカーと同じく高品質かつ低価格で有名なのがファイティングロードです。
大型のトレーニング機器だけではなくダイエット目的のグッズも豊富で、サンドバックの取り扱いもあるためキックボクシングをホームジムに取り入れたい人にもおすすめできるメーカーです。
公式通販では定期的にセールも開催されているので要チェックです。
RoomClip(ルームクリップ)で参考にしたホームジムに気になったトレーニング機器があれば、アイテムタグをクリックして販売サイトに飛ぶこともできます。
ホームジムの雰囲気作りのために壁紙や床面のDIYを施すことも人気です。
実際のスポーツジムにも敷かれているゴムフロアマットです。
部屋の大きさに合わせて敷くことができるので汎用性が高いのがポイントです。
防音、衝撃吸収、耐水・耐汗、滑り止めとホームジムに必要な要素を兼ね備えているので、賃貸で床の工事が難しい人にはもってこいのアイテムです。
ゴムフロアマットと似ていますが、こちらは部屋全体というよりもトレーニング機器の下に敷きたい場合に活躍するアイテムです。
トレーニング機器のズレ防止、ピンポイントでの防音、床の保護などに役立ちます。
壁紙で雰囲気を出したい場合は、ハロッカがおすすめです。
初心者でも簡単に貼れる、賃貸の壁にも対応している、抗菌・防カビ加工してあるなど嬉しいポイントがたくさんです。
それでも不安だという人のために無料サンプルの請求ができるようになっているので、本当に簡単に貼れるのか、賃貸の壁を汚す心配がないかなど確認することもできます。
まとめ
低予算、省スペースでホームジムを作るには、3つのプランニングが重要ということがお分かりいただけたかと思います。
- ホームジムでどんなトレーニングをしたいのか、トレーニングで鍛えたい部位や達成したい目標は何なのか。
- ホームジムに割り当てられるスペース、間取りはどの程度なのか。
- トレーニング機器の導入や部屋のDIYにかけられる予算はどの程度なのか。
この3つのプランニングをしっかりと行い、必要なトレーニング機器を心ゆくまで選び悩みましょう!
最後に私がいつも筋トレを参考にしている岡田隆先生の筋トレ図鑑を紹介しておきます。
健康や筋トレの分野は常にブームが巻き起こっていて、ジムだけでなくヨガやピラティス教室、キックボクシングジムなどに通う人が年々増え続けています。 それと比例して自宅での筋トレ需要が高まっている昨今、タブレットやスマートフォン[…]