ココアパウダーやミロと同じような感覚で、プロテインをお湯やホットミルクで溶かして飲んでみたいと思ったことが一度はあるのではないでしょうか。
最近のプロテインは、チョコレート味やカフェラテ味、ミルク味などホットドリンクにして飲んでも美味しそうなフレーバーが続々と誕生しています。
もしプロテインを温めて飲んでも大丈夫だとしたら、寒い季節はもちろん、筋トレをしていない日にホッと一息つきたい時にも活躍してくれると思いませんか?
今回は、”プロテインをお湯やホットミルクで溶かしても問題はないのか”ということについて解説していきます。
プロテインはお湯やホットミルクに溶かしても良い?
プロテインをお湯やホットミルクに溶かしても良いかどうかということの答えは、「YES」です。
プロテインを溶かす温度の決まりはありませんので、ご自身の好きな温度のお湯やミルクに溶かしても大丈夫です。
トレーニング効果を期待してプロテインを飲む場合だと、サッと溶かしてゴールデンタイムに合わせてプロテインを飲むことがほとんどだと思いますので、純粋にホットドリンクとして楽しみたい場合に試してみるのが良さそうです。
ゴールデンタイムとは、プロテイン摂取に最も効果的と言われる時間帯のことを指します。研究結果、文献により諸説ありますが、主には筋トレ後30分〜1時間の時間帯が最も効率的にタンパク質の吸収が行われる(筋肉の回復と成長を促す)と言われています。
プロテインを温めることのメリット・デメリット
プロテインを温めて飲むことについて、栄養面での変化や身体への害を心配される声も多く聞かれますので、そこについても触れておきたいと思います。
まずメリットとしては、プロテインの使用用途・場面が増えることに限ります。
トレーニング効果を期待して飲むこと以外にも普通のホットドリンクとして使えるので、冷えた飲み物が苦手な方やお年寄り、小さいお子さんなど幅広い年代の方々に使っていただくことができます。
デメリットとしては、人によって飲みにくさや味の変化を感じることがあることです。
プロテイン(タンパク質)は熱変性を起こすので、温かい飲み物で割ると性質が変化します。
熱変性によりタンパク質の立体構造が変化することで、プロテインが溶けにくくなったり、味の変化が気になることがあります。
プロテインが溶けにくいと口触りが悪くなる、むせ込む原因になることが考えられます。
ダマにならないように上手に溶かす方法は後述していますので、ぜひ参考にしてみてください。
味の変化はそれほど感じないところだと思いますが、フルーツ系のフレーバーのプロテインは、酸味が変化することが考えられます。
出来ればチョコレート系やバニラ系などのフレーバー(コーヒーショップのメニューにありそうなフレーバー)のものを温めて飲むことをお勧めします。
ホットプロテインに適した
フレーバーが豊富なプロテインブランド
性質が変わってもタンパク質を摂取するという意味では効果は変わらず、身体への害も全くありませんのでご安心ください。
ホエイプロテインは80度前後で熱変性が起こります。カゼインプロテインや女性人気の高いソイプロテインは、100度前後でも熱変性が起こらないので、特にデメリットを心配する必要はなさそうです。
プロテインをお湯やホットミルクで溶かす時の注意点
上述したように、プロテインは温かい飲み物で溶かそうとすると熱変性によりダマになりやすくなります。
プロテインを温めて飲みたい場合は、通常の方法と同じようにまずはシェイカーを使って溶かす作業から始めましょう。
ですので順番としては「溶かす→温める」が正解です。
次に温める時のポイントですが、電子レンジよりも直接火にかけて温める方がダマになる確率が低くなります。
しっかりシェイカーで溶かしきれていれば問題はありませんが、気が付かない程の溶かし残りでも温めることによってダマになってしまいます。
軽く混ぜながら鍋などで温めると、ダマになる確率がグッと減るので試してみてください。
まとめ
プロテインはお湯やホットミルクなど、温かい飲み物で溶かして飲んでも栄養面は変わらず、身体への影響もないことがわかりました。
ただし、冷たい飲み物で溶かすよりもダマになりやすく、口触りが悪くなったりむせ込む原因になりやすいということは覚えておきましょう。
「溶かす→温める」の順番を守れば、滑らかなプロテインを作ることができますのでぜひ試してみてください。
プロテインをホットドリンクとして飲むことはもちろん、これで賞味期限が近づいているプロテインも無駄にすることがなくなりそうですね。
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